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- 結納(ゆいのう)
- 婚約成立を公に交わすため、両人又はその親が金銭や品物を交換する儀式のこと。
- 結納返し(ゆいのうがえし)
- 結納金の半額〜1/3を包んで渡す習慣のことで「半返し」と呼ぶこともある。
- 結納品(ゆいのうひん)
- おめでた言葉にかけた伝統的な縁起物を5〜13品など奇数で整え、水引で飾るのが慣わし。関東と関西では内容が異なる。
◆主な結納品
・長熨斗(ながのし)
アワビを薄く伸ばしたもの。「長生不死」の意味がある。・目録(もくろく)
結納品の品名と数量を記したもの。・金包包(きんぽうづつみ
結納金。・勝男武士(かつおぶし
カツオ節。男性の強さを象徴しています。関西では「松魚料(まつうおりょう)」とも。・寿留米(するめ)
スルメ。女性の幸福と長寿、末永い幸せを願うもの。・子生婦(こんぶ)
コンブ。板昆布2枚で、子孫繁栄の願いを象徴する。・友志良賀(ともしらが)
白い麻糸。白髪になるまで夫婦仲良くと願いを込めたもの。関西では老夫婦の人形を用い「高砂(たかさご)」という。・末広(すえひろ)
白扇。末広がりの繁栄を願うもの。・家内喜多留(やなぎだる)
酒樽。家内に喜びが多いことを願う縁起物。酒肴料として現金で代用することも多い。 - 結納プラン(ゆいのうぷらん)
- 個室使用料、お祝い膳、会場装花、記念写真撮影、結納品などをセットにした、ホテルや式場が実施している結納用パッケージサービス。
- 婚約記念品(こんやくきねんひん)
- 婚約の証しとしてお互いに贈る品。女性には婚約指輪(エンゲージリング)を、男性には時計やスーツなどを贈ることが多い。
- 袱紗(ふくさ)
- 絹やちりめんなどの無地または柄・刺繍を施した布。小型の風呂敷のようなもの。進物の上にかけたりご祝儀を包む。
- 昆布茶(こぶちゃ)
- 粉末にした昆布に熱湯を注いだもの。「よろこぶ」の意味から縁起をかついで結納などおめでたい席で供される。「花開く」の意味から、桜の花の塩漬けに白湯を注いだ「桜湯」を用いることもある。慶事では「お茶をにごす」「茶茶を入れる」という意味から、煎茶は使わない。